2020年の最後のお客様

2020年は昨年同様、30日まで救急の対応に応じる事になり、営業させて頂きました。

29日、30日と救急でのお電話対応に応じることになった形になりました。

29日のお客様は1年半振りにお電話をしてくれた60歳代主婦の方で、コロナ禍の中なので当院が営業していないのではと電話をためらっていたとの事でした。

お客様の中には中々SNSを普段使用するのが苦手な方が多くいらっしゃり、気を使われて下さっている方がいらっしゃることを改めて知る事になりました。

主症状は首の痛みでお正月はお孫さんの面倒を見ないといけないので、このままでは対応出来ないと思い、電話を掛けたそうです。

30日は約10年来、ご家族5人がそれぞれお身体の具合が悪くなり日常生活を送る上で困ってしまうと言う時に、お電話で予約して下さいます。

今回は50歳代のお母様から、お休みのところすいませんがギックリ腰になったみたいで困っているので診てもらえないかと言うお電話でした。

午後0時の予約で埼玉県所沢からお出で頂きました。

その手には白菜一束とサフランスとかゆ洋梨の様な形をした果物を二玉の入ったビニール袋を下げていたので、腰の悪いのに大丈夫ですか? と聞くと

私に対してのお土産を届けるために旦那さんに車で所沢から当院まで送ってもらったとの事で、大丈夫ですとの事でしたので、恐縮と言う気持ちと驚きでビックリしてしまいました。

発症は前屈した時に起こりましたか? とお聞きすると、やはり前屈した時に発症したとの事でした。

ギックリ腰が起こるタイプの人の特徴は、主に大腿部内側にある内転筋と共に働く共同筋の背骨をコルセットのように支えている腹横筋と脊椎の前弯を保つ多裂筋の衰え(弱体化、使われていない)の為に体幹が後弯型してしまう人に多く、その他の手、足の共同筋も弱っている人になります。

施術所に入って来た姿勢は右斜め前に体幹が折れ曲がれ見るからに辛そうで、ベットに横たわることも容易ではなさそうでしたので、ベットの隅に座らせての手、足からの施術に始まり、仙腸関節の調整その後

ベットに側臥位になれるまでになり、上部体幹に続き腹横筋の促通、その後仰向きになれるまでになり、

仰向きでの施術に移り、その後

立ってもらうと姿勢の歪みが無くなり、痛みも10あったのが9まで取れたとの事で終わり、セルフケアの方法をお伝えして終わらせて頂きました。

これで、やっと少しでも良いお正月をお迎えできるのではと思い一安心しました。